FIRE ENDURO 開幕戦

開催日
場所
参加車両

2008/02/24
MX408
YZ250F

 

MCの開幕戦の疲れを癒す暇もなく、翌週はファイヤーエンデューロの開幕戦。

開催地はMCと同じくMX408だ。

タイムスケジュールはMCのそれと比べると若干余裕があり、明るくなった空を見ながら家を出た。

 

「ふっ、朝日が目にしみるぜ。」

 

トランポに積んだガソリンが揮発して、目にしみたわけでは決して無い。

 

今回のエントリー、私と同じ79分レースには、MCFAJのチームメイトであるsig氏。

それから、午後の69分レースには千葉工大二輪部OB会からA子、そしてダンナのテツがヘルパーに付く。

千葉工大の後輩がもう1人、TT-R50Eスペシャルで110クラスを走る。

79分レースには、MCで顔見知りのN島氏と、FIRE EDのみ参戦しているN島氏のチームメイトであるN川氏がいる。

さあ、役者は揃った!

楽しいレースにしようぜ!

 

 

さて、今回のコースはどんなレイアウトだろう?

受付が始まる前に、コースを歩いて確認した。

 

周回チェックの後は、いつもと同じくコーステープによるクネクネ。

通常の1コーナーを抜け、逆バンクに入るはずが・・・

バンクの外側へ降りて、タイトターンの後、再び登ってくるルートに変更されていた。

落差は若干あるものの、慎重に走れば特に問題はないだろう。

 

ロングストレートは、先週までのマディは完全に乾いて、全域ドライ!

となれば、やはりインを突くのが賢明だろう。

ここからテーブルトップまでは、いつもと同じ通常ルート。

左コーナーから右に切り返しながら飛ぶ小さな2連ジャンプ、

ここが自分にとっての勝負どころ。

ここを一気に飛び越してしまえば、次の2段ジャンプやテーブルトップまで、

そう簡単に抜かれることはないだろう。

 

テーブルトップの後は、通常のリズムセクションに入らずに、クネクネと迂回路を通される。

リズムセクション最終にある大きな2連ジャンプ、直前で横から進入する形になっており、

さすがにこれでは飛ぶ者はいないだろう。

いつもなら、自分が飛べないこのジャンプで他のライダー達に離されてしまうトコだが、

今日はそれがなくなったことで、少しは自分が優位になったかもしれない。

 

コース後半も、例によってコースを横切ったり部分的に逆走したり、普段は観客席となっている高台も使用。

ミニコースも取り混ぜて、コースをフルに使ったレイアウトに変更されていた。

いつものFIREよりも、若干タイトになった印象を受ける。

 

 

ロードレースの世界で活躍していたテツレーシング代表のテツ、嫁さんA子のマシンの整備に余念がない。

ライディングに関しても、細かくA子にアドバイスを与える。

 

「エンデューロだって、やるからには一生懸命やりますよ。それが『テツ レーシングの掟』ですから。」

 

くぅ〜、まいったね、掟だってよ。

言う事が違うね、言う事が・・・

ロードレースの国際A級にだけ配布される、ゴールドの『MFJ International Rider』の

ステッカー。

ヤツのトランポに貼られたそのステッカーが、チームの厳しさを物語っているかのようだった。

 

でも・・・それだったら・・・

ゼッケンくらいは前日までに貼っておけ!

 

 

ブリーフィングの後、公式練習に入る。

とりあえず1周目だし、コースをじっくり見ながら走ろう・・・

すると、逆バンクの特設ルートを登る際、インをついて半ば強引に抜いてきたマシンが!

 

「ほほぉ、張り切っているね。まだ公式練習の1周目だぜ。」

 

そのマシンを見た瞬間、私は自分の目を疑った。

 

「な、なにぃ〜、セ、セローだとぉ!?」

「ふっ、YZ-Fのダンナ、練習走行とはいえ、そんなにちんたら走られたんじゃ、いくらなんでも邪魔だぜ!」

 

セローの戦闘力を侮っているわけではない。

これまでに、数多くのセロー使いを見てきただけに、その高いパフォーマンスは分かっているつもりだ。

だが・・・完全ドライの、このモトクロスコースで・・・しかも、コースインしたばかりで仕掛けられるとは思ってもみなかった。

 

セローのようなパワーの無いマシンがモトクロッサーとやり合うには、ストレートだろうがコーナーだろうが、とにかくアクセルを開け続け、アベレージスピードを高いエリアへ持ち込むしか術はない。

すり鉢状のバンクをうまく使い、そのセローはスピードに乗せたまま坂を駆け下り、ストレートで全開をくれる。

 

「コーナーでは離されたが、ストレートではどうだ!?」

 

負けじと全開をくれてフル加速するYZ-F

 

「いっけー、俺のYZ-F!」

「こしゃくな!させるかぁ!!」

 

手前のコーナーからスピードに乗せていたセローは、ストレートでもすばらしい伸びを見せる。

ストレートエンドでアウトに振ってYZ-Fを横に並べるが、インをがっちりキープしたセローの前に出ることはできない。

 

「セローのもうひとつの弱点、ジャンプセクションはどうだ!」

 

左コーナーを右へと切り返し、セローは最短ラインをキープ。

インベタのセローを右に見ながら、私は加速しながらアウトへ振った。

 

「ここだぁ!!!」

 

シッティングのまま2連に差し掛かった時点で、セローは視界から消えた。

YZ-Fはさらに加速し、一気に2連を飛び越える!

 

「ぶっ飛べ!YZ-F!」

 

キレイに2連を飛び越えたYZ-Fは、ぐんぐん加速して2段ジャンプ、テーブルトップをクリア。

セローの気配がようやく消えた。

 

「危なかったぜ。さすが、ファイヤーエンデューロだ。あんなに速いトレールが大挙して出てくるなんて・・・気が抜けないぜ。」

 

練習走行だということを、すっかり忘れて熱くなってしまった1周目だった。

 

 

公式練習を終え、ゼッケン順の車両搬入が行われ、ローリングスタートとなる。

1周目は追い越し禁止だ。

まず、トレールクラス10数台が先頭に陣取り、その後にコンペクラスが並ぶ。

コンペクラスの先頭はゼッケン31番。そう・・・ヤツだ!

昨年のMCしどき戦で、大クラッシュの際にウェアがボロボロになってしまい、年末は間に合わせのオレンジ色のウェアで出走していた。

が、今回は、またもやグリーンのウェア。

バイクといいメットといいウェアといい、全身緑のまさしくカワサキ野郎である。

 

「せきぴーさんよ、年末の年忘れEDでは不覚を取ったが、今年は完全勝利を目指すぜ!俺のKX-Fについて来れるか!?」

「こしゃくな!何が何でも喰らいついてやる!ペース配分なんてクソクラエだ!」

 

 

マーシャルを先頭に、車間距離を開け過ぎないようゆっくりと1周する。

周回チェックの手前まで来ると、緊張が一段と高まる。

1周目のチェックのところで先頭のマーシャルがピットに入り、日の丸の旗が振られる。

コースクリア!レース開始だ!

 

 

コンペクラスの上位陣は、順位の変動がないまま一斉にペースアップ。

トレールクラスのマシンを少しづつパスしながら、順位を上げて行く。

まだ#31N島氏は目の前にいる。

離されてたまるか!

 

#33N島氏をとっととかわし、トップグループへ躍り出る。

私は間に#32をはさみ、一緒にN島氏を追う形となった。

この#3285ccのミニモトでコンペクラスに参戦しているのだが、なかなか抜く事ができない。

タイトターンでは私のYZ250Fよりも速く、ストレートでもがっちりアクセルを開け、無駄の無いラインを走る。

 

「へへっ、YZ-Fのおっさんよ、俺のマシンをミニモトだと思ってナメてっと、怪我するぜ!」

「ちぃぃぃ、ちょこまかとすばしっこいヤツめ!

ミニモトよりも、フルサイズのマシンが有利なセクションはドコだ!?」

 

連続するジャンプセクションに突入!

 

「よぉ〜し、ここだぁ!」

 

小さな2連をシッティングジャンプで飛びきり、#32に並ぶ。

さらに加速して2段ジャンプへ向かう。

2段目にぶち当たった反動で上方へ飛び出しロスが発生するが、着地と同時に再加速して、

テーブルトップへ進入。

#32を抜き去った。

 

「くそ〜、やられたぁ!!!」

 

さあ、#31N島氏は目の前だ!

 

「やっときやがったな、せきぴーめ!待ちくたびれたぜ!さあ、パーティーの始まりだ!」

「させるかあ!喰らいついてみせるぜ!」

 

タイトターン・テーブルトップ・ストレート・ヒルクライム・・・・・・

目の前を走るグリーンのマシンを見失わないよう、必死になってアクセルを開ける。

 

 

「くぅ〜、熱いぜ・・・ちょっとでも気を抜いたら、置いてかれちまう・・・

行くしかない!ぶっ飛べ、俺のYZ-F!!!」

 

もはや、後半のスタミナとか、ペース配分など考えている余地はなかった。

行けるトコまで行くしかないのだ。

 

周回遅れのマシンが出始めると、N島氏はマシンを右へ左へ振りながら、きれいにパッシングしてゆく。

まるで、ヤツが私の進路上に障害物を置いて行くかのごとく、周回遅れのマシンが私の目の前に立ちはだかる。

 

「右だ!よし!次のマシンはストレートで左から・・・あぁ、ダメだ!」

 

パッシングの技術はヤツの方が1枚上手だった。

前走車に追いつくと、躊躇することなく抜き去っていった。

それに比べ私の方は、1台パスするのに時間を要していたため、気が付くと#31のグリーンのマシンは次第に視界から消えて行った。

私の前に、周遅れのマシンを置き土産にして・・・

 

「ダメだぁ!追い付けない・・・もはや、これまでか・・・・・・」

 

目の前を走る速いライダーに付いてゆくのは、ある程度ならば可能である。

それこそ自分の実力以上のペースで走れることもある。

だが、目標を失ってしまうと自分の本来のペースに戻ってしまい、むしろそれまで無理してがんばっていたものが、疲労となって自分の身に襲いかかるのであった。

 

目標を失い、あきらかにペースダウンした周回が1・2周あった。

まだレースは半分も消化していない。まだまだ先は長い!

 

 

途中、周回遅れのマシンの中に、2stの太いエキゾーストノートを奏でるKDXに遭遇した。

N島氏のチームメイトのN川氏だ!

 

「おぉっと、せきぴーさんが来ちまったか・・・邪魔するつもりはないが、俺だって、去年までとは違うんだぜ!」

 

N川氏のペースは、明らかに去年までとは違っていた。

直線で抜くことを試みたが、N川氏もしっかりとアクセルを開けているため、KDXに並ぶことはできない。

ラインも、インをがっちりキープ!

やはり、左大回りの後の立ち上がりで並び、ジャンプで抜くという方法しかなかった。

 

「悪いな・・・先を急ぐんだ。あばよ!」

「ふっ、今日のところはアンタに花を持たせてやるが、次もそう簡単に抜けるとは思うなよ・・・」

 

 

周囲のライダーと同じペースで、周回を続けていると、タイトターンで後方に黄色い#47のマシンが見えた。

 

「あのSUZUKIのマシンは・・・そうだ!ヤツだ!ヤツが迫ってきた!!!」

「へっ、へへへ、せきぴーさん。やっと射程内距離に入ってきたぜ。10番以上後ろからのローリングスタートは辛かったぜ。ここまで追い上げるのに、時間かかっちまったよ。」

 

一気に追いつくほどの速度差はないが、1周、2周と周回するうちに、確実にその差は縮まっていた。

 

 

「ちぃぃ、ペースアップだ!吠えろ、YZ-F!」

「こしゃくな!底力を見せつけろ、RM-Z!」

 

タイトターン、S字、最終コーナーと、インベタのラインを死守してブロックラインをキープ。

ストレートでは、恐怖心を強迫観念に置き換えて、自分の感覚を無視してアクセルを絞り上げる。

 

「アクセルを・・・アクセルを開けなきゃいけないんだ!何が何でも!」

 

 

ストレートエンドでもインをキープしたまま旋回に入る。

奥に入るほどRはきつく、リヤがスライドを始める。

だが、最短ラインを死守しているため、さすがのsig氏でもアウトから仕掛けてはこない。

 

「ようし、なんとか押さえ込んでいるぜ!」

「まだまだ!いつでもどこでも仕掛けてやるぜ!」

 

「この連続するジャンプセクション、ここでは先に進入した方が有利だ!。

そう簡単に抜かせはしないぜ!」

 

2連をクリア!

2段ジャンプもなんとかクリア!

そして、テーブルトップ。

大外から速度を乗せて、斜面まで一気に飛び越した!

 

「ヤツのマシンの姿は見えない!このままバンクを使って一気に引き離してやる!」

 

ところが次の瞬間、信じられない事が起こった。

sig氏のRM-Zがインを突いてきた!!!

 

「げえぇぇ!そのラインからくるかぁ!?」

「よぉし!もらったぁ!!!」

 

通常のコースは180°ターンのため、確かにインを走った方が速い場合が多い。

しかし、今日のレイアウトはもっと外側へ大きく曲がるルートに変更されているため、バンクを使えるアウト側が有利だと信じていた。

が、sig氏のインからの追い抜き速度を見ると、それは思い込みでしかなかったことに気付く。

 

「このテーブルトップは飛び過ぎちゃいけないのさ。とっとと着地して減速して、最短距離を走り抜けた方が速いのさ!」

 

RMZのエキゾーストが一段とけたたましく叫び、ストレートをグングン加速する。

 

「ダメだ・・・置いていかれる・・・まて・・・まってくれぇ〜!!!」

 

徐々に小さくなってゆくRMZに、再び追いつく事はなかった。

 

 

ちなみに、このsig氏にパッシングされた周、この周が彼のベストラップ。

また、彼に追いかけられて必死に振り払おうとしていたこの前の周が、私のベストラップであったことを付け加えておこう。

 

バトルに敗れてちょっと意気消沈したものの、これ以上ペースを落とさぬように歯を食いしばって走り続けた。

コースの所々でチームメイトが応援してくれる。

まだまだ気が抜けない。

 

そんな時、タイトターンでギヤ抜けを起こし、ニュートラルに入ってしまった。

しかも、悪いことにイン側は窪地になっていて、足を付く事ができない場所だった。

 

「うおおおぉぉぉぉ・・・・!」

ぼてっ!

 

今レースの初転倒である。

いや、まてよ、今年初?

いやいや、この05YZ250Fに乗ってからの初転倒ではないか?

 

後輩らが見ている前でのなんともマヌケな転倒であったが、エンジンも止まらなかったので、バイクを起こしてすぐさま再スタート。

この間約20secのロスになってしまった。

 

前後を走るバイクとほとんど同じペースで周回を続け、時々周回遅れを抜きながらMX408の特設コースを走り続けた。

残り10分のサインが出され、あと少しと思いながらもラストスパートに入る。

 

 

先行車は見えないままだが、代わりに後ろからカン高い2stサウンドがつついてきた。

 

「これは・・・#32のミニモトだ!とっくにブッちぎったと思っていたのに・・・さっきの転倒で追いつかれてしまったのか!?」

「ヘイ!捕らえたぜ、YZ-Fのおっさんよ!今度は逃がさねーぜ!」

「させるかぁ!!!」

 

ジャンプセクションやストレートでは若干離れるものの、タイトターンの続く場所ではすぐ後ろからエキゾーストノートが襲ってくる。

が、#32も私を抜くには至らず、後ろに従えたままチェッカーを受ける事となった。

 

 

「ふぅ〜、しんどかったぜ。こんなに追い立てられたのは久しぶりだぜ。」

「こっちも、いっぱいいっぱいだったよ。いや、楽しいバトルだったぜ。」

偶然にも向かい側のパドックにいたその#32と、79分の健闘を称えあった。

 

 

テツの解説によると、序盤はカワサキ#31よりも私の方が速いラップで周回していたそうだ。

私の体力の無さか、彼のペース配分が良かったのか・・・?

 

ピットレーサークラスにエントリーしているM本氏と、ヘルパーに来ていたスリランカ人のJヤンバ氏からは辛口のコメント。

M本氏:

「先輩!お友達に抜かれちゃったじゃないですか!」

Jヤンバ氏:

「ダメジャナイカ!ヌカレタヨ!モットガンバレヨ!」

 

おぉっと、きびしいお言葉。

いつもなら、sig氏も1回や2回くらいは何かしらやらかしてくれるんだけど、今回はノントラブルで走り切った模様。

アベレージ速度はまだまだ彼の方が速いようだ。

雨でも降ってくれればなぁ・・・ぼそっ

 

 

ところで・・・スタートのポジションはトレールクラスが前だったはずだが・・・

私もsig氏も、例のセローやジェベルに遭遇した記憶がない。

それに、クラス順位に比べて我々の総合順位はずいぶん下ではないか。

 

「ま・・・まさか・・・!?」

 

発表された暫定リザルトを見て、2人で愕然とした。

そう、総合順位では、XRRMX-S、そしてジェベルや例のセローが上位にいた。

つまり、先行スタートされたまま追いつくことなく・・・いや、それどころか、もう少しで危うく周回遅れにされるところだった。

しかも、チェッカーフラッグのタイミングの関係で、周回数は我々よりも1周多い。

 

「オフロードはバイクの性能じゃないってこと、分かってはいるつもりだが・・・」

「あぁ・・・でも、さすがにモトクロッサーで走って、あのマシン達にやられると、がっかりするぜ・・・」

 

トレール車のスペシャリストは、ここにも健在していた。

恐るべし・・・トレール使い!

 

 

午後は、ミニモトやレディス、110クラスのレース。

二輪部後輩のA子は、エントリーが遅くなってしまったため、レディスクラス最後尾からのスタートとなってしまった。

 

「イケるか?A子・・・」

「やるしかないわね。トコトンやるのがテツレーシングの掟だもの・・・

見ていてちょうだい、せきぴーさん!」

 

1周目のローリングは追い越し禁止。

ここで、遅いライダーがいると前走車との距離がどんどん開いてしまい、コースクリアのフラッグが振られる時には、すでにかなりのハンデを背負うことになってしまう。

今回は、幸いそのような事態は発生せず、ほぼ等間隔でローリングを終了した。

日の丸のフラッグが振られてレース開始!

 

ミニモトやピットレーサー、4stミニなどが入り混じり、レースは進行する。

午前中の79分レースよりも、こちらのレースの方が各クラスの速度差は大きく、そのせいかパッシングにおいては79分レースよりも強引な印象を受けた。

 

レディスのA子は着実に順位を上げ、ついには3位のマシンを抜いて2位に浮上した。

 

「さすがだぜ・・・A子。二輪部魂を見せてもらったぜ。」

 

オフロード歴は長いものの、レース歴はあまりないA子。

このレースに出場する度に速く、そして上手になっているようだ。

 

レディスのトップからはすでに半周以上離されており、ここから追い上げるのには無理があった。

しかし、3位のマシンを徐々に引き離し、結局、単独2位のままチェッカーを受けた。

 

チェッカーを受け、周回チェックへ向かう最後のタイトターンのところで、ダンナのテツがA子に声をかけた。

 

「ようし、よくやったぞ!」

「あ!テツ!あたし、がんばったよ〜!」

 

ズサー!!!

 

ズサーだとぉ!?

声をかけたダンナの方に気を取られて、A子はゆる〜く転倒してしまった。

チェッカーは受けたから、ゴールはしたはずだが・・・

周回チェックを通過する前に転んで、もしここで後続に抜かれたら、本来順位はどうなるんだろう???

そのことばかりが気になって仕方がなかったが、なんとかすぐに立ち上がって、チェックを受けてコースアウトすることができた。

 

「エンデューロは、家に帰るまでがエンデューロだ!決して気を抜いてはイカン!」

 

そして、M本氏はKLX110やフルサイズのDT50を相手に健闘。

さすがに辛そうだったが、フルチューンのTT-R50Eの性能を引き出してがんばった結果、ビギナークラスの3位で表彰された。

 

79分レース コンペクラス

 

N島氏:5/31

sig氏:7/31

せきぴー:10/31

N川氏:29/31

 

69分レース レディスクラス

A子:2/8

 

69分レース 110クラス

M本氏:8/10

 

 

そして、MX408を後にした一団は、龍ヶ崎市内にあるとんかつ屋へと足を運んだ。

そこで我々が遭遇したものは・・・

30cm以上はあろうかという、超巨大エビフライ!!!ど〜ん!

キャベツの量もハンパじゃないぞ!どど〜ん!

 

これを、自家製の特製タルタルソースにつけて食べると・・・

 

「うおおぉぉぉ!ボリュームたっぷりなエビが、口の中でバックフリップ決めてるみたいだぜ!

タルタルの絶妙な味も、クリフハンガーのような切れ味!

くぅぅぅ〜、こりゃあ、エビフライのスーパークロスだぜぃ!!!(意味不明)」


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