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本当に『卒業』?

19・20歳くらいの頃、こんな事を口にしながら四輪に乗り換えたヤツが何人かいた。

「俺、バイクはもう卒業したんだ。」

おいおい、ちょっと待て!
そーじゃねぇだろ!

本当に『卒業』なのか?『卒業』って言えるほど乗ったのか?
あえて言うなら『中退』じゃねーのか?

別に、バイクを降りた事自体はどーでもいい。
それぞれの事情があるだろう。
四輪に乗る事を否定しているのでもない。
私自身、四輪も好きだ。
ただ、「バイクを卒業・・・」と言い放つのはどうかと?
卒業と言うからには、バイクを極めたのか?
自分で納得が行くまで乗ったのか?

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そつぎょう ―【卒業】 ・・・by 三省堂

(1)学校の全教科または学科の課程を修了すること。
(2)ある状態・段階を通過すること。
(3)一つの事業を完了すること。

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バイクの楽しみ方はそれこそ十人十色なので、卒業の定義自体も人それぞれ違うだろう。
ああ、この人はとことんバイクを楽しんで、本当に卒業したんだな・・・と、思える人だって確かにいる。
ではなぜ卒業という言葉にこだわるのか?
冒頭のセリフに過剰に反応するのか?

それは・・・いつまでもバイクに乗っている事を(バイクに乗っている人を)あからさまにバカにしているように感じ取れるから。
もしくは、ロクに乗りもしないで、さもバイクの全てを理解してしまったかのような言動に思えるから。
じゃあなんだよ、いい歳して未だにバイクを卒業できずにいる俺たちは、バイクの事をまだ何もわかっちゃいないとでも言いたいのか?(まあ、それは認めるが・・・)

卒業だぁ?笑わせるな!!!

 

「俺、バイクはもう卒業したんだ。」

 

【同義】 ・・・(せきぴーの定義による)

「なんだ、まだバイクなんかに乗っているのか。」

「四輪の方がすげぇんだぜ。早く四輪に乗り換えなよ。」

「バイクなんてのはガキの遊びさ。」

「バイクのくせに・・・」

 

【類似】 ・・・(せきぴーの定義による)

「誰もが一度は乗りたがるのよね〜」

「バイクは男の子にとって麻疹(はしか)みたいなものよ。」

「どーせ、すぐに飽きるさ。」

 

【補足1】

私が学生の時、先輩から譲ってもらったバイクでプロダクションレースを始めたが、バイトで夜遅く帰ったり、先輩のトランポを借りに行ったり、友人がバイトしているGSで整備したりと、忙しい毎日を送っていた。
そんな私に向かって、母親はよくこう言っていた。

「コンパとかで女の子と飲み歩いてばかりいる学生よりも、一生懸命でいいと思うわよ。」

私としては、女の子と飲み歩く方が望みだったが・・・!?

母親の期待を裏切らず(?)、その後もバイクに乗り続け10年が経ち、あちこちのエンデューロに参加していた私に対して、

「アンタ、まだそんなことやってるの!もういいかげんにしたら?」

なんだよ、言ってる事が10年前と違うじゃん・・・

 

【補足2】

ちょっと話がそれますが・・・
私が16歳で免許を取ってバイクに乗り始めた頃、近所でも悪評高いスピーカーオバタリアンが近所中にこう言いふらしていたらしい。

「バイクなんかに乗るような息子は、もう死んだと思っていなくちゃダメよね!」

あの〜、まだ生きてるんですが・・・
その10年後、久しぶりに実家へ帰りそのオバタリアンの家の前を通ったら、KDXが停まっていた。

「あの家の息子も、バイクに乗ってるじゃん!」

しかも、ゼッケンまで貼ってあった。

「エンデューロ、出てんじゃん!!!」


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